フォルダを Linux 開発環境と共有できるサービス

Chromebook で Linux 開発環境とフォルダを共有できるサービスを調べてみました。

Chromebook では Linux 開発環境とフォルダを共有することができます。 共有するには、標準「ファイル」アプリから、フォルダを右クリックして「Linux と共有」を選びます。

ファイルを共有すると、Linux 内からは /mnt/chromeos の下に見えるようになります。

ただし、中には「Linux と共有」のメニューが現れないサービスがあります。 標準「ファイル」アプリからファイルやフォルダが見えるけれど、Linux とはフォルダを共有できないサービスがある、ということです。 どのサービスが共有できて、どのサービスができないのか、はっきりしなかったので実際に試してみました。

共有できるサービス:

  • 内蔵ストレージ(「ダウンロード」など) … /mnt/chromeos/MyFiles
  • Play ファイル(読み取り専用) … /mnt/chromeos/PlayFiles
  • USB 接続ストレージ … /mnt/chromeos/removable
  • Google ドライブ … /mnt/chromeos/GoogleDrive
  • SMB ファイル共有 … /mnt/chromeos/SMB
  • Zip アーカイブ(読み取り専用) … /mnt/chromeos/archvies (2022/2/19 追記)

共有できないサービス:

共有できないサービスは他にもあるかと思ったのですが、意外とありませんでした。以前は他にもいくつかあったような気がしますが。

Dropbox については、Play ストアの Dropbox アプリ をインストールするとファイルアプリから参照できるようになります。

しかし「Linux と共有」のメニューが現れないため、共有できませんでした。それでも Linux 用アプリを Linux 開発環境にインストールすることで、Linux 内で同期することはできます。

このほか、ファイルアプリの上部にある「最近使用したアイテム」「音声」「画像」「動画」から見えるファイルも Linux とは共有できません。 ファイルの実体が置かれる場所ではないので、そういうものでしょう。

執筆時環境

  • ASUS Chromebox 4, Chrome OS 97.0.4692.102 (Stable)

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